天敵なキミに恋をした




そしてみんなで音を合わせるためにチューニングというものをして個人練の時間が終わった。





「今から合奏しますが相沢くんはそとで練習してきますか?」



この曲は10分なんかで吹ける曲じゃない。


明らかにみんなと練習していた時間が違う相沢くんを気遣って先生はそういう。




だけど相沢くんは、



「あ、大丈夫です。吹けます。」



そういった。




その瞬間、ざわつく。




「この曲を今の個人練で吹けるようになったの?ウソでしょ?」



「ってか、そんなわけないじゃん。少し吹ければいいと思ってんのかな。」




キャーキャー言っていた女子でさえ批判の声を上げ出す。




すると亜美先輩が立ち上がった。




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