天敵なキミに恋をした




すると、



「詩音、何泣いてんのよ。」




さっきまで先生に呼び出しをくらっていていなかった私の親友、河井 梨々香。




「りりちゃん…っ!相沢くんがぁ!!」



りりちゃんに抱きつくとよしよし、と撫でてくれる。




「相沢?なにしたのよ、詩音に。」



すると相沢くんは気まずそうに目をそらした。



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