オトコなのにオンナ……なのにオトコ!?
目が合う。
俺は……もう条件反射で練習しまくった可愛い姫奈の顔になっていた。
「具合はどう??」
眼帯が痛々しい。
「姫奈、ずっといてくれたの?」
「そうだよ」
俺が演じる姫奈はオトコの俺からみて可愛いと思うオンナ。
オンナに恋愛感情は持てないけどオトコ受けしそうな感じは大体わかる。
こんな俺ってズルイ???
他のオンナに見られたらツンデレなのかっ!?
そんな俺の思考を和樹の言葉が現実に戻した。
「俺……失明するかもしれないって」
!!!!!!!!
「ホント……に??」
いつも明るくて元気な和樹が沈み込んでいた。
そんな和樹を、俺は思わず抱きしめた。