陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



「そっか…そんな事があったんだ。
てかその舞子って女、ムカツク!
それに元カレも初めましてはないよね…。
辛かったね翼…。」


「うん…でも今は大丈夫だから!」


「私は翼を裏切ったりしないからね?」


「分かってるよ!亜沙美はそんな人じゃない事くらい。
たまたま仲良しだった友達に二回連続で彼氏を奪われたけど、友達皆が信用出来ないわけじゃないしたまたま同じ人を好きになって私は友達に負けただけ…。
友達も彼氏も好きだったし信用してたから裏切られた時のショックはでかかったけど、今悩んでもどうしようもないしね!」


「翼も強くなったね!これも部長のおかげだね?
それに部長がお泊りしたなんてねー!
翼は部長をどう思ってるの?」


どうって言われても…。
まだわからない。


部長のおかげで前に進もうと思えるようになったけど…。


「まだわからない…やっと前に進もうと思えるようになったばかりだしね。
一緒に居て楽しかったりはするけどまだ好きとかの感情はない。」


「だけど一緒にいるうちに好きになるかもしれないし、直ぐに恋愛は無理でも部長は翼を好きみたいだし恋に落ちるのも時間の問題かもよ?」


「どうなんだろ?部長って厚かましいし、ゲームすら手加減してくれないし、口は悪いし、子供みたいだし、意地悪だしね。」


すると亜沙美はスクスクと笑い出した。
私、何かおかしな事を言ったっけ?


「翼は部長の文句言ってるつもりかもしれないけど、それだけ部長を知ってるんだなって私は思ったよ。
短期間で部長を知れるなんてうちの女子社員が聞いたら羨ましがるよ?
会社では翼から聞いた話とは違ってクールで仕事に対しては厳しいって感じだけど部長の素を知ってるのって翼だけじゃん?
それに私には翼と部長は仲がいいようにしか見えないけどね。」




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