陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



「もう止めとけよ!何があったか知らねぇけどこれ以上飲んだら倒れるぞ?
それにこんな時間だし変な男に捕まったら何されるかわかんねぇよ?」


「…さい」


「はっ?」


「煩い!私の何が分かるって言うのよ!
男なんてもう信じない!
何されるかわかんない?じゃあ…あんたが私をどうにかしてよ!」


もうどうでもいいと言うような言葉を聞いて一瞬、驚いた。
多分、この女は誰とでも遊ぶような女じゃないのは見てわかった。


俺は女の腕を掴んで会計を済ませた。
「ちょっと!」と女が叫んでいるのを無視して店の外へと連れだした。


「どうにかして欲しいんだろ?
だったら黙って俺に着いてこいよ!」


そう言って俺は女の手を掴んだまま歩き出した。


女も抵抗はせずにそのまま付いてきていた。


着いた先はホテル。
女は部屋に入るとそのままシャワーを浴びた。
ホテルに来たものの、何もする気はなかった。
ただ、このまま一人にしてはいけないような気がしたからだ。


俺がタバコを吸っていると、女はバスローブを身に纏い、部屋に来た。


女は俺の姿を見るなり、さっき飲んでた時のような辛そうな顔をして、今にも泣きだしそうだった。


「ねぇ、早く抱いてよ?
どうにかしてくれるんでしょ!
今すぐ私をどうにかしてよ!」


すると急に女は俺にそう言った。
抱くつもりなんてなかった。
話を聞いて、寝て次の日に帰ればいい、そう思っていたけど、何かを忘れさせて欲しい…
そんな目をして俺に感情をぶつけているようにも見えた。


俺は女に近寄ってベッドに押し倒した。


「何がお前をそこまでさせたの?
今のお前…心が泣いてんな。
涙を流さなくても俺には分かる。」


「…っ!……早く抱いてよ!」


そう言った女の目からは涙が流れた。
その涙を見た俺は涙を拭ってそっとキスをした。


その時に俺は思ったんだ。
こいつの悲しみも何もかも忘れさせてやる。
俺だけを見て、俺だけに溺れさせるように…。


俺はもしかすると女の顔を見た時に惹かれていたのかも知れない。


俺の背中に回す腕の力が強くなる度に、もっと俺に溺れて、今は俺だけを見て欲しいと思った。


行為が終わると疲れたのかそのまま女は眠った。


名前も知らない女で、出会ったその日に抱いてしまうなんて今までなかった。
それに体の相性もいいとはな…。




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