ファントム・パーティー~魔界の狼王子と愉快な恋~
藍目線
先程のおじいさんの執事さんが、
私を部屋まで連れてきてくれた。
「……あ…ありがとうございます。
この屋敷で頼れるのは…あなただけです。」
「……ありがたきお言葉。
でも……どうか…彼らを怖がらないでくれないでしょうか……?」
「…え?」
「私の主人、そしてこの魔界の王、レオン様は、
あなたのことを殺すつもりは全くありません。
むしろ、あなたと仲良くなりたいと思っています。」
思いがけない言葉だった。
私の頭に、あの冷たい瞳が脳裏をよぎる。
「……でも…"味わってやる"と仰って…」
「ご主人様は、極度の口下手ですから、
素直になれないのです。
それに、あなたがお相手なら尚更でございます。」
私を部屋まで連れてきてくれた。
「……あ…ありがとうございます。
この屋敷で頼れるのは…あなただけです。」
「……ありがたきお言葉。
でも……どうか…彼らを怖がらないでくれないでしょうか……?」
「…え?」
「私の主人、そしてこの魔界の王、レオン様は、
あなたのことを殺すつもりは全くありません。
むしろ、あなたと仲良くなりたいと思っています。」
思いがけない言葉だった。
私の頭に、あの冷たい瞳が脳裏をよぎる。
「……でも…"味わってやる"と仰って…」
「ご主人様は、極度の口下手ですから、
素直になれないのです。
それに、あなたがお相手なら尚更でございます。」