まだ本当の恋を知らない
「何でも出来そうとは思うよ。

実際、仕事に関してはかなりの信頼をおいてる…

痛い女なんて誰も思ってねーよ。

まず、俺はこれっぽっちも思ってねーよ。」

そう言いながら、色っぽい眼差しでまた優しく髪を撫でる。

「私、少しずつホントの自分で前に進みたくなってるんです。もしかしたら、勘違い女で、可愛いげのない女かもしれないんですけど。
とにかく、悩んだり、迷ったりしながら人を好きになって、ドキドキしたり泣いてみたり。」

「たぶん、部長とそうなりたい…」

「酔ってるから言ってるんじゃないんですよ。
昨日の残業の時から私ずっとドキドキしてます。」

「肉食女子か…」

くっくっくっと笑いながら私を見つめる。

あまりにも思いを伝えすぎた自分にあまりにも恥ずかしくなりうつむいてしまった。


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