涙の跡には【完】
「なんだぁ、お姫様もその気か?
じゃ、遠慮なく」

と言ってチャラい奴は
私に近寄って押し倒してきた

私はとっさに自由だった足を思い切り、
振り上げ男の大事なところを蹴った

「いっ、てぇー、!!!!!」

「私にあんなことするからでしょ!
もう、二度とすんな!」

まだ、大事なところを抑えながら
部屋を出て行こうとした

「あ、ちなみに俺は昴、立花 昴」

「聞いてないんだけど」

「俺が言いたかったんだよ」

こんなことを言ったら、スバルというやつは、部屋を出て行った
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