モンスターガール~彼女はいつもカメレオン~
翌日、学校に行くと教室の前で立ち止まり、ドアを開けるのを躊躇う。
ネコはもう来てるだろうか?
普通に。
普通にすればいいのよね?
私はソッとドアに手を掛けた。
「おはよー、司。さっきからなにやってんの?入りたいんだけど」
「あ……うん、ごめん」
って……。
ネコだ!
「あー、ネコだったんだ?おはよー。今日はいい天気だね。雨降るかと思ったけど晴れてよかったね」
「……。なに言ってんの?今日の降水確率0%だよ」
「そ、そうだっけ?」
私は苦笑いしながらネコのあとに着いて教室に入る。
そして机の上に鞄を置いて席に座ると、いつものようにネコがやってきた。
昨日のことが頭の中をグルグル回る。
「あ、堂林くんからメール来たの?」
なに聞いちゃってんの?私……。
ネコは眠そうにアクビをしながら答えた。
「来てないけど。もしかして……」
「え?」
「司のタイプだった?タイプだったら司にメアド教えるけど」
「いい、いい」
「ふーん」
ネコはそう言ってポケットから携帯を取り出すと、カチカチやって又ポケットにしまう。
「なに?」
「拒否して削除」