守られお姫様
多分逆ナン防止の為だろうけど、逆にそれがかっこいいってことで騒がれるんだから意味ないと思う。




逆ナンがなくても注目を集めちゃってる。




琉「じゃあ、観覧車行こうか。」




『うん。』




私たちの手は繋いだまま。




それを見てるとどうしてもあの時のことを思い出してしまう。




私の初デートはここだったんだよね。




アイツは優しさなんて欠片もなくていつも無愛想で俺様だった。




琉「絵音?観覧車に着いたけど。」




『あ、ごめん。ボーッとしてた。』




琉「ん。大丈夫。空いててよかったなー。」




『うん。』




亜「ストーップ!」




「『えっ?!』」




観覧車に乗ろうとした私達を止めたのは亜希君。




優汰君を振り切ってきたみたいで、後ろから来ていた優汰君が少し怖い。





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