奇聞録五巡目



昨晩首なしライダーに、道を聞かれた。


首も無いのに道を聞かれたことに驚いたが・・・。


フルフェイスを外したら、頭が無かったが、ヘルメットの部分から話し掛けられた。


道を教えてあげたら、礼を言って去っていった。

暫く歩いていると、あのヘルメットが道路脇に置かれていた。


花束と一緒に。


ブレーキ痕が新しい。



あの首なしライダーは、家に帰りたいが、帰れないのだろう・・・。



あれ以来、首なしライダーには会っていない。
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