もう俺に溺れるしかない
新生活
今日から私は社会人
スーツに着替えて 首元には晃さんが買ってくれたネックレス



あれから 毎日付けている
なぜか お守りみたいで安心できる



入って見れば優しい先輩達 同期も仲が良い子が出来た
楽しい職場になる予定だった





「奈々。」




聞きなれた声にいつものように反応する




「はい。」



でも ここは職場居るはずはないのに・・・
振り向くと スーツを来た晃さん




「何で?」



手に持っていたファイルを地面に落してしまった
それでも 驚き過ぎて動けない



ニヤリと笑う晃さん
晃さんは知っていたんだ 私がここで働く事を・・



じゃー皆知ってて 私には何も教えてくれなかったって事?
ちょっと待ってよ!
内定が2つもらえた時 どっちに行くか迷ってたらこの会社を進めたのは家族皆



はめられた感があるんだけど・・・



ショックを隠しきれない私




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