あなたと過ごした3年間
旅館の部屋の割り振りは、同じ班の
女子、同じ班の男子で振り分けられてはいる。 


だから、私は、百合と。


「夏美と同じ部屋で良かった。」

「え?なんで?」

「あんたと、桑原の事、いろいろ聞きたかったし。」

「………。」

私は、おもわず、黙り込んでしまった。




















「夏美?なんか、あったの?」














百合になら、いいかな……




















私は、意を決して、百合に話した。

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