意地悪なオジサマに、拾われちゃいました。
「帰る家も、
貯金も仕事もないのに?

あ、あと
同棲してた彼氏も
いなくなっちゃったんだっけ」



「どうしてそれを!?」



「キミが昨日の夜、
一から順にていねいに
話してくれたんだよ。

1時間くらい
話しに付きあったかな。

久しぶりに日本に
帰ってきて疲れてたけど
ずっと俺の袖を
つかんで離さないからさ」



男性は自分の袖をつかんで
にっこりと笑う。



「それは…
ご迷惑をおかけしましたっ」



「まあ、それはいいんだけどさ、
何か当てあるの?
これから」
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