意地悪なオジサマに、拾われちゃいました。
「んん」



唸りながら女性は
目をパチッと開けた。


よかった…。



「ここがどこか
分かりますか?」



女性はうつろな目を
向けるだけで
答える気配はない。



「雨が小降りなうちに
家に帰った方がいい。

歩いて帰るのが難しいなら
タクシー呼びますから」



「…んてないもの」



「え?」
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