極道に愛されて。
「捺希、今日は俺も見回り行くから。」
足まだ治ってないんじゃないの?
「足なら大丈夫だ。最近繁華街で何かしら起こってるのは勘づいてた。」
「さすが竜。鋭いね。」
「捺希の変化を感じ取れるのは俺だけだからな。」
確かにそうかも
竜以外で私の感情を読み取れる人はなかなかいない
「んじゃ、行きますか。」
その竜の一声で、私達は繁華街へと向かった
なんか嫌な予感がしてたんだ
このとき、竜を連れてこなきゃ良かったんだ