極道に愛されて。
「捺希がいなくなった。屋敷の敷地内をくまなく探せ!」
「えっ?!捺希ちゃんが?!」
驚きの表情を浮かべながらも、素早く行動に移した
気がつけば組員全員が屋敷内を走り回り、しまいにはお袋までもが走り回っている
「若っ、敷地内をすべて探しましたが、どこにもいません!」
やはり、もう出ていってしまったのか…?
何も言わずに一人で出ていったのか…?
「若っ、若の部屋にこんな物がっ!」
一人の組員が、何かを手に走ってくる
「なんだそれは?」
「捺希ちゃんからの手紙だと思われます。」
「何?!」
手紙をひったくるように手に取り、見てみると、綺麗な字で“琉斗さんへ”と書かれてあった
俺はすぐにその場で手紙を開いた