極道に愛されて。


怒りに任せた拳は見事に避けられた




「若、冷静になってください。怒りに任せた拳ほど弱いものはありません。」




確かにそうだな


こんなのんびりこいつと話している暇はない


早く捺希を病院に連れて行かなければ…


深呼吸を数回繰り返し、冷静さを取り戻した




「大和淳二。俺を殺す気でかかってこい!」




「それじゃあ遠慮なく!」




そう言ってこちらへ向かってきたやつの手には、光に反射するナイフが握られていた


振り下ろされたナイフをなんとか避け、拳を腹に決めた


大和はその場にうずくまり、苦痛に顔を歪めていた

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