思い出してはいけないこと(仮)加筆修正進行中
お昼が過ぎ日も少し傾き始めた頃、アナウンスがかかった。
これからビーチバレー大会が始まるというアナウンスだ。
いつの間にか、浜辺の中央にビーチバレー用のコートが2つ出来上がっている。
その周りには、沢山の人が群がる。
私たちも、それにのまれるようにして参加する。
「今年もやって参りました!豪華景品をかけたビーチバレー大会!今年も威勢のある若者達の活躍が見どころです!」
サングラスをかけたアロハシャツの男性が、マイクを片手に勢いのある司会を始める。
「しかしながら、負けじと腕に磨きをかけた熟練者チームも堂々参戦!!豪華景品はどのチームの手に!?」
「さて、前振りはこの辺にして、早速1回戦!!Aコート、チームクラゲVSチームイソギンチャク!!」
クラゲに…………イソギンチャク………?
ネーミングセンスが海の生き物とは。
どれだけ海を愛してるんだ。
と思ってAコートをみると、日に焼けた肌、パンチパーマの頭……………漁師さんらしき人が出場していた。
「Bコート、チームしんそらVSチームドラゴンズ!!」
「真と蒼空だ。あの2人いつの間にエントリーしてたんだろう?」
ああ、そういえば山城くんがご親切にエントリーしてくれていたんだっけか。
「珍しいね。あの2人がペアを組むなんて」
「2人とも気合い入ってるみたいだけど、正直不安だなぁ。一回戦負けしないと良いけど……」
2人は心配そうに見守る。
だけど、私は思う。
「あの2人なら、大丈夫だよ」
確信はないけど、なんとなくそう感じた。
あの2人が力を合わせたらきっと凄いと思う。
「1試合3本勝負。先に3本取った方が次に進めます!………それでは、試合開始!!」
ホイッスルの音とともに、一斉に試合が始まる。
歓声は、もう鳴り止むことはないだろう。