ナナイロ・ツバサ
逃げるために必死になっていた私も、だんだん怖くなっていった。

蓮にいが・・・怖い。


また狙ってくる蓮にいを追い払おうとする私。


「やめ・・・て。・・やだ!」


その声はまだ弱かった。

でも、私は必死で暴れた。



蓮にいは何かに気付いたのか、キスをやめた。


「蓮にい・・・?」


蓮にいはベッドから降り、ドアの方へ向かう。

そして、電気を消す。

蓮にいは息を切らして言った。


「結との夜は今日が最後だ。・・・今日は俺の全部をあけげる。」


それから、蓮にいは私に襲いかかった。

何時間だろう?


気が付いたのは、もう朝。
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