【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜

私のそばを通るたび、目が合うたびに怒号が飛ぶ。


そのたびに私はビクッと体が震えた。


畑さんには普通に喋るのに、私には明らかにふてぶてしい。


やっぱり気にくわないって思われてるのかも……。



だけど、いつの間にか名前で呼んでくれてたり、最初は無視だったのが話しかけてくれるようになったことは素直に嬉しかった。


決して優しくはないけれど、一応受け入れてはくれてるのかなぁって。


明らかにこき使うような態度も、俺様な口調も、無視されるよりはマシなのかもしれない。



「おい亜里沙、」



一時間ほどしたところで琉衣くんにまた呼び止められた。



「お前これ持って帰れ。

そんでついでに弁当作って来い」


「べ、弁当…?」



渡されたのは残り物?らしき食材の入ったバットと食パン一斤。



「サンドイッチくらい作れんだろ?

お前今日やることねぇならそれくらいやれ。

もちろん、俺の分もお前が作るんだからな」



…えぇ〜っ!?


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