【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜

いきなりの指令。


だけど私はもちろんNoなんて言えるわけがない。



「わ、わかりました…」



戸惑いながらも引き受けるとすぐに宮川家の自宅まで戻った。



でも確かにそろそろ学校の準備もしなくちゃ間に合わない。


琉衣くんはいつまで店にいるつもりなのかな…?



自宅のダイニングでは、静香さんが朝ごはんを用意してくれていた。


だけど他には誰もいない。



「ごめんなさいね、みんなもう店に出てるから。

朝ごはん食べられるだけ食べてね。うちは毎朝パン食だけど。

キッチンも好きに使っていいのよ。冷蔵庫も勝手に開けて。

自分の家みたいに使ってね」



相変わらず優しくて親切な静香さん。


ここの大人はみなさん優しい人ばかりだ。



私は朝ごはんをササッといただいて、それから少しの間キッチンを使わせてもらった。



琉衣くんに頼まれたお弁当。


使い捨ての容器に二つ。

中身はサンドイッチ。


サンドイッチは自分でも毎朝お弁当に作っていたから慣れてるので楽だった。



よし、そろそろ行かなくちゃ……


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