【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
だけど家を出るときに気が付いた。
…あっ!
琉衣くんのお弁当…。
危うく彼に渡すのを忘れるとこだった。
でもいっこうに戻ってくる気配のない琉衣くん。
時間も時間だし、気になって静香さんに聞いてみる。
すると静香さんはケロっとした顔で答えた。
「あら、琉衣はもう学校行ったわよ」
えぇっ…!?
いつの間に……!!
「移動が面倒だからって店からいつも直接行っちゃうの。
亜里沙ちゃんのこと待っててあげればいいのにね。
気が利かない子でごめんなさいね〜」
「い…いえ…」
どうやらとっくに家を出たみたい。
いつ制服に着替えたのかな?
朝ごはんは?パン食べたの??
不思議に思いながらも追いかけるように自分も家を出る。
「行ってきます…!」