【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
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学校に着くとすぐに、隣の琉衣くんのクラスまで向かった。
とにかくこのお弁当を渡さなくちゃ。
また怒られちゃうよ…。
教室のドアから中を覗いてみる。
いつもはめったに顔を出すことのない1組。
だけどやっと見つけた琉衣くんは、とても声をかけられそうな状況ではなかった。
だって彼の席の周りは、たくさんの可愛い女の子たちが取り囲んでいて…。
もしも今彼にお弁当を渡しに行こうものなら、彼女たちに思いきり変な目で見られるに決まってる。
下手したら一緒に住んでることがバレちゃうかも…
そうなったら私は……
〜〜〜っ、やっぱ無理っ!!
結局勇気が出なくて引き返してしまった。
学校で琉衣くんに話しかけるのはやっぱりハードルが高い。
まだお昼まで時間あるし、あとにしよう……。