【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜

***


学校に着くとすぐに、隣の琉衣くんのクラスまで向かった。


とにかくこのお弁当を渡さなくちゃ。

また怒られちゃうよ…。



教室のドアから中を覗いてみる。


いつもはめったに顔を出すことのない1組。


だけどやっと見つけた琉衣くんは、とても声をかけられそうな状況ではなかった。



だって彼の席の周りは、たくさんの可愛い女の子たちが取り囲んでいて…。



もしも今彼にお弁当を渡しに行こうものなら、彼女たちに思いきり変な目で見られるに決まってる。


下手したら一緒に住んでることがバレちゃうかも…


そうなったら私は……



〜〜〜っ、やっぱ無理っ!!



結局勇気が出なくて引き返してしまった。


学校で琉衣くんに話しかけるのはやっぱりハードルが高い。



まだお昼まで時間あるし、あとにしよう……。


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