真実の愛のカケラ
運命のクリスマスイブ
12月24日。
ついに!
待ちに待ったこの日が来た。
既に飾り付けられた部屋で気持ちよく目が覚める。
うん、クリスマスっぽくてなかなかレベルの高い完成度だ。
きっと喜んでくれるはず!


通勤しているとどこもかしこもクリスマスムード一色。
なぜだか私たちを祝福してくれているような気分になる。
ここを2人で歩けたら最高だな。
はっ!
今の私の顔大丈夫だったかな?
誰にも見られてないかな?
そんなことを気にしながら会社に向かう。


私はこんなにも晴れやかな気持ちなのに、オフィスのどんより感は針を振りきっていた。
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