プロポーズは朝陽を浴びて
「いまは俺のこと以外考え……くっ……!」

 すみれが圧迫感を与えている烈が、なかでビクッと跳ねた。1度絶頂を迎えて敏感になっているすみれの体も、それだけで反応してしまう。彼の我慢もそろそろ限界に近づいているようだ。

「いまは僕だけのことを考えて」

 甘く掠れた声でいい含めるように優しく乞う烈は、いつもの彼が戻ってきたみたいだった。

「わたし、うん……烈のそばに、もっともっと」

 勇気付けられたすみれが答えようと口を開いたとき、動きを止めた状態でとうとう限界まで達した烈が、ゆっくり動きはじめた。
 ゆるゆるとした動きがじれったい。
 違う。そうじゃなくて。

「烈くん、あの、もっと……!」

「もっと?」

 烈が、応えるように動きを早める。

「そう、もっと! じゃ、なくて……! もっとずっとそばにいたいって、おもっ……ああっ」

 烈はすみれの返事を最後まで待たなかった。
 腰を激しく動かし、指を互いの体の間に入れ、すみれの敏感な部分を攻め、追いたてる。
 抗うことなんて出来なかった。
 烈のなすがまま、あっという間にのぼりつめ、同時に烈も体をぶるっと震わせて果てた。

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