プロポーズは朝陽を浴びて
 下着のなかに入ってきた指を非難しようとした声が、途中で甘く変わる。
 すみれの全てをよく知っている烈の指が、敏感な足の間に滑り込んできたからだ。

「すみれ、凄い……」

 烈が喜びに呻いた。キスで熱くなったすみれのそこは、既に潤み、烈の長い指が滑るように前後に動いた。
 唇の端にキスをした烈がニヤリと笑う。彼女の頬に唇を掠めるように触れ、耳元で、

「体は正直だな」

 情熱に甘く掠れた声。

「分かるか?」

 かき混ぜるように動く指が、乱れた息しか聞こえなかった玄関に水音を響かせる。すみれは翻弄された。

「烈くん……部屋、に……っ!」

 行こう、と伝えたかったすみれの声は無視された。
 すみれの手の呪縛を解いた烈は、彼女のショートパンツと下着を一気に引き下ろし、両手で内腿を大きく開かせると、指で攻めていたところに口づけた。

「……っ!」

 唇を噛んで声を抑える。
 こんなところで、こんなこと……!
 やめさせようと烈の頭を掴んだ両手に力が入り、彼の髪の毛を鷲掴む。
 続けてほしいのか、やめてほしいのか、もう分からない。
 跪くようにして目を閉じた烈が自分を味わっている姿に、とうとう理性を手放した。それと同時に、絶頂が訪れ、すみれは自分を解き放った。
 余韻で体が震える。
 自力で立つ力は残っていなかった。ぐったりと脱力した体を支えるように、烈が腰に腕を絡ませた。
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