プロポーズは朝陽を浴びて
 信じられない。
 玄関でこんなこと……。

「きゃっ!」

 目を閉じて息を整えようとしていたすみれの体が突然浮いた。肩と膝のしたに手を回した烈が、軽々と抱き上げたのだ。烈は履いたままだった靴を乱暴に脱ぎ捨て、真っ直ぐに寝室を目指した。

 数歩で目的の場所へたどり着くと、そっと優しくベッドへ下ろされた。足元に絡まっていたショートパンツと下着が剥ぎ取られる。
 烈は、身に付けているものを素早く脱ぎ捨てた。鍛えられた筋肉質な胸板があらわになる。引き締まった下腹部、男らしい長い足。その理想的な体つきは、いつ見ても飽きることはない。その烈が覆い被さるように、あお向けのすみれの上に乗ってきた。

「俺は、いつだってすみれを求めてる」

 体をすみれの足の間にいれると、彼女を求めて硬くなっているそれを柔らかな入り口にあてがう。

「すみれも俺を求めろ。体だけじゃなくて、心ごと求めるんだ。全力で俺を求めろよ……!」

 烈が腰を押しつけ、一気に入ってきた。

「……っ!」

 彼を迎え入れる喜びに、応えるように子宮の辺りが締まる。

「うっ……」

 締めつけられた烈が耐えきれず、1度動きを止め、甘く呻いた。
 僅かに時間を開け、再び動きだした烈の、引いては突き上げるといった動作に体が溶けていく。すみれの全身が、快感に貫かれて甘い声が漏れてしまう。
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