モテない俺は顔が悪い訳ではない。



目が覚めると、見慣れた天井が目に入る。


ふとあることに気付く。


「あれ…俺なんで泣いて…」


ズキンッ。


頭がガンガン痛くなる。


「いって…。っ!ゴホッ!ゴホッ!」


なんかだりー。のどいてぇし…。


「はぁ…。なんかよくわかんない夢見るし…。」


「ちょっと春樹ー!」


下から母さんの声が聞こえる。


「はぁ…。休も。」


俺は一階へと足を進めた。


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