闇雲に生きて~葵の生きた道~
闇の始まり
葵は友達と共に化粧をし…出会いカフェやクラブに行った…ウリもしたし…酒や煙草もやった

『彼』と出逢ったのは一人で出会いカフェに来ていた時…システムを使って声をかけられた。

葵に話かけるのは殆どがソーユー趣味の男だったから…葵は彼の出で立ちに不信感を持った…
高そうなスーツにまだ若い顔立ち…そして何より雰囲気が堅気ではなかった…ヤバい…葵はツいてないと嘆息した…
が『彼』は言ったのだ…
『子供に手を出す程飢えちゃない…なぜお前は此処に居る!?』
『寂しいから…昼の街より夜の方が優しいから』
葵は答えた…彼にはそれで充分だった…
『毎日違う人でも…アタシを可愛いって…頭撫でてくれる…夜の男の人は優しいょ』

『………………』

『俺と来るか?毎日違う相手を探すのも面倒だろう!?』
そう言った彼の目が雰囲気とは逆に優しくて―
葵は彼の手をとった…。
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