キミの一番大切な人
「えっと、雛さんのこと!
ひーちゃんとは昔から知り合いで!
ねえ、中山くん、またひーちゃんのことでなにかあったの…?」
「まあ。
話聞いてくれるか?」
「うん!」
私たちは近くにあった公園に入って話をすることにした
二人でベンチに座る
公園には私たち以外誰もいなくて、なんだか緊張した
そして、話をする前に一つ気になったことがある
「中山くん、どうしてこの辺にいたの??」
「俺の家この辺だもん
松川の家も??」
「そうなんだ!
うん!」
以外と私たち近いところに住んでたんだね…
「じゃあ…話してもいいか?」
中山くんが私の目を見つめてそう言った
私は中山くんに目を合わせ、首を縦にふる
「俺、雛に告白して振られた」
「えっ…」
思わず持っていたスーパーの袋を落とす