キミの一番大切な人
みんな、安藤奏多くんのことを見ていたので、私も、彼が歩いてくるのを見ていた
すると、安藤奏多くんと目が合ってしまった
私は慌てて目をそらした
「あ…
お祭りの時ありがとな」
安藤奏多くんは教室全員に聞こえるぐらいの少し大きな声で私に言った
その瞬間
「え、あの二人どうゆう関係!?」
「まさか、カレカノとか!?」
「まあ、理沙ちゃんだったら納得だねー」
なんて言う声が聞こえた
私は再び安藤奏多くんの方を向く
「あ、えっと、はい」
私は控えめに頷くと、安藤奏多くんは私にぺこりと頭を下げて、席に座った