キミの一番大切な人
「わあ…!うん!」


いきなり私の手を引いて走り出した咲に驚きながらも、私は頷いた




「よし!完了!」



トイレに行って、咲は私の顔にすぐメイクを始めてくれた




そして今出来上がって、鏡の前に立っている状態





「わあ…自分じゃないみたい…」




鏡を見て思わず呟く



咲は満足したように、笑顔になる



鏡に映っているのは、片目が真っ白の口裂け女





片目には白いカラコンをしてもらって、大きな口は血のりで書いてもらった



そして、目は、所々アイシャドウで黒くしたり、血のりをつけてもらい、アイラインは上がり目で、長めのつけまつげをつけてもらった





「本当に咲ってメイクうまいよねー



こんな短時間でうまいメイクできるなんて」

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