本当のわたし
「ありがとうございます」
恥ずかしいけど、涙が止まらなかった。
「男なら泣くんじゃないよ。」
そう言って三木さんは、太一さんは俺の肩を叩いた。その手は暖かくて、太一さんからの愛情が伝わってきた。
それからこれからのことを決めた。
高校生までの学費とあの家の家賃は高校を卒業するまで太一さんが払うこと。
陸斗は自分が払うって言ったけど、それくらいさせてほしいと太一さんに言われて渋々頷いた。
夏休み明けを目処に陸斗の養子になること。
幸いな事に学校で表上は「夏川」を名乗っているのであまり影響ない。
それから月に1回は太一さん、梨花さん、彼方が住む家に帰ること。
これは陸斗からの提案。
彼方くんのためにもそうしてあげて、と言われたら頷くしかない。
陸斗は一緒に住もうと言ったけど、それだけは頷けなかった。陸斗には絵に集中してほしいから。陸斗の負担にはなるべくなりたくない。だけどなるべく陸斗が日本にいる時は会いに来ると約束した。
ちょっとずつでいい。
ちょっとずつで良いから家族になろう。
側からみたら歪で異質な関係かもしれない。
でもそれで良いんだ。
それが俺達家族の在り方だから。
気づけば深夜だった。
太一さんと梨花さんは朝起きたら彼方が不安がるといけないと言って帰る準備を始めた。
恥ずかしいけど、涙が止まらなかった。
「男なら泣くんじゃないよ。」
そう言って三木さんは、太一さんは俺の肩を叩いた。その手は暖かくて、太一さんからの愛情が伝わってきた。
それからこれからのことを決めた。
高校生までの学費とあの家の家賃は高校を卒業するまで太一さんが払うこと。
陸斗は自分が払うって言ったけど、それくらいさせてほしいと太一さんに言われて渋々頷いた。
夏休み明けを目処に陸斗の養子になること。
幸いな事に学校で表上は「夏川」を名乗っているのであまり影響ない。
それから月に1回は太一さん、梨花さん、彼方が住む家に帰ること。
これは陸斗からの提案。
彼方くんのためにもそうしてあげて、と言われたら頷くしかない。
陸斗は一緒に住もうと言ったけど、それだけは頷けなかった。陸斗には絵に集中してほしいから。陸斗の負担にはなるべくなりたくない。だけどなるべく陸斗が日本にいる時は会いに来ると約束した。
ちょっとずつでいい。
ちょっとずつで良いから家族になろう。
側からみたら歪で異質な関係かもしれない。
でもそれで良いんだ。
それが俺達家族の在り方だから。
気づけば深夜だった。
太一さんと梨花さんは朝起きたら彼方が不安がるといけないと言って帰る準備を始めた。