お隣さんと内緒の恋話

病院を出て ママとスーパーへと行き、ママが料理の出来ない私のために 乾物や 冷凍品など野菜も入れて買ってくれる。

合間に私はジュースや お菓子を入れていく。


「 椿、お茶は自分で作るのよ?パックがあるから おバカさんでも大丈夫よ 」

「 ママ!」


おバカさんでもって何よ~

そのおバカさんが今 恋するくらいなのに~

というか、彼氏いるんですけどね。

まだ内緒にしとこ。


「 椿、次 薬局行くけど 車で待ってなさい 」

「 うん、わかった~」


私を気づかってか、ママが一人薬局へ入り、私は 葵に病院は終り 買い物中だと メールを打った。

柚奈にも 心配かけてごめんと、学校は休むとメールした。


たぶん 昼休みに二人して連絡くるだろうなぁ…

どっちが先かな?


私が学校を休み 買い物する最中、学校では 雅が私の休みをクラスに伝え、休み時間には柚奈が美耶子を捕まえていた。


「 美耶子!ちょっと 二人で話さない?」

「 なにを?話すってなに?」

「 椿のことよ、来て!」


美耶子を廊下に連れ出す柚奈は、補習授業の様子を聞いていた。


「 どうって聞かれても… 椿は赤点で やり直しだよ 」

「 あ、そ。でも 赤点じゃない話をして!A組の楓と美乃莉がいたでしょ、椿なんにもしてないよね?」


少し黙る美耶子は 俯いたあと、柚奈を見つめて キョロキョロと周りを見る。

柚奈にだけ聞こえるように喋りだす美耶子。


「 私、A組の二人のことを気をつけるように椿に言ったの、上山先生の事になると 噂だけでも 何するかわかんないからさ… 椿、また追試だし、あの二人の反感かうかもね…」


ハッとする柚奈は美耶子の腕を掴んだ。


「 ねぇ、椿… もしかしたら あの二人となんかあったんじゃないの!? 今日 病院行くって言ってたもん 」

「 え~ わかんないよ… 」


柚奈は 一人納得したように、美耶子のそばを離れて教室に戻る。
< 125 / 419 >

この作品をシェア

pagetop