お隣さんと内緒の恋話
ふと昨日の事を思い出す。
圭都か またね と言った事にもう会わないだろうと思ったが、案外 意味があったのかもしれないと。
雅の教え子の弟である圭都、さらには叔母が先生をしている。
身近な繋がりに驚くばかりだ。
「 椿、柚奈、何してんの~」
「 香伊羅… 光國くん休でるね 」
「 なんで光國くん?」
え、だって 香伊羅… 光國くん好きなんじゃないの?
「 柚奈、例の年上彼氏どうなってんの?」
あ~ 香伊羅 それは ちょっと禁句…
「 どうって、付き合ってないし。もっと身近で恋の相手を探すよ 」
柚奈…
「 ねぇ、二人にお願いがあるんだけど~ 」
香伊羅は可愛くお願い事を私と柚奈に話した。
それは カラオケ合コン。
「 香伊羅さん、私には葵という彼がいますのよ? …誰が行くか!!」
あり得ないから、合コンなんか!
「 今時 合コンときたか~ しかもカラオケ… 私はいいよ、フリーだし、けど 椿が行かないなら行かなーい!」
ちょっと柚奈、私に逃げないでよっ
瞬間 落ち込む香伊羅は 前の席に座り机に突っ伏した。
「 …合コンなんて、名前だけじゃん? 向こうのおごりだし?カラオケだし?久々だし?あ~あ… 」
香伊羅… あんたって子は。
そんな香伊羅を見かねた柚奈は あろうことか 葵に電話して許可を取れと言い出した。
そんなことは出来ないと、香伊羅に謝り倒した結果、香伊羅は柚奈とだけ行くことにした。
「 椿、あと一人 誰かに頼んでよ~ 」
なんで私が?
そう思ったが、行かない分 悪いと思い 彼氏のいない未英を捕まえ話をすると 行ってもいいと言ってくれた。
ただ行くには条件があると。
「 条件って 何?」
「 私が合コンに参加するって秘密にして!特に、上山先生には知られたくないの… 汚れたみたいに思われたくないから!」
なんだそれ!そんな、バカな…
雅くんが知っても変化なしだよ、それに、雅くんのがハードだよ…
「 了解、言わないよ 」
知らぬが仏様よね。