お隣さんと内緒の恋話
私と葵は悪い生徒。
結局、密かにイチャイチャして、2時間目から授業に出る事にした。
葵とのキスは口に媚薬、イチャイチャ度がカーテンに隠され続く。
うぬぼれてもバチ当たらない確信が持てるくらい、葵のキスひとつで幸せを感じる。
そんな 潤った気分で2時間目終わりの休み時間、葵と教室に戻ると なぜか教室内が揉めていた。
何? 何の騒ぎ…
「 あ、柚奈!ねぇ これ、どうしたわけ?」
「 椿、長かったね~ 上山くんと どんなラブしてたの?って それどころじゃないの!」
うん、見ればわかるって。
「 葉山がさ、玲音の事をからかったの 」
なんでまた?
「 柚奈、玲音の何をからかったわけ?」
「 からかったって言うか~ どっちが好きか、誰が好きか?」
わからんっ 柚奈じゃダメだ!
柚奈の説明が肝心なところが抜けていて 私に伝わらないため、香伊羅を探す。
「 葵、香伊羅 捕まえてくる!」
笑みを見せて 見た目ダサ男の葵が 私の頭を軽く撫でる。
あ… 猫になれる…
葵の手にゴロゴロ鳴っちゃう。
って、和んでどうすんの!香伊羅よ、香伊羅!
集まるクラスの生徒を見て回るがいない。
背伸びして葉山と玲音の様子を覗くと、そばに笑里が冷静な顔しているのが見えた。
笑里?
「 椿、何跳ねてんの?」
「 香伊羅! 探してたんだよ~ 何が原因でケンカなわけ?柚奈の説明がわかんないの 」
「 だろうね… あの二人、葉山の奴がね、笑里が玲音を好きって聞いて、玲音にどうする?って嫌な聞き方したから玲音怒ってさ… 」
あ~ 笑里の事…