アサガオを君へ
私の叔父さんが持っていた昔の雑誌に載っていた靴を、昔から夏樹が欲しがっていた。
でも販売中止になっていて、いろんなお店を探してようやく新品を手に入れたのが去年の秋。
夏樹の誕生日にプレゼントしてあげたとき、いつも通り反応は薄かったけど…。
特別な日や私と遊びに行くときは必ず履いてきてくれるから、とても嬉しかったんだと思う。
私は土に指を差し込み、4つ穴を作り種を入れていく。
そしてしゃがみ込んだままの夏樹に言った。
「リュックありがと。取りに行く手間が省けたよ」
「ん」
私は夏樹の返事を聞いて種に土をかぶせ、ゾウさんジョウロを持った。
そして近くの水道まで行き蛇口をひねる。
さっきまで、ワイワイと玄関先が盛り上がっていたが、いつの間にかそれも静まっている。
でも販売中止になっていて、いろんなお店を探してようやく新品を手に入れたのが去年の秋。
夏樹の誕生日にプレゼントしてあげたとき、いつも通り反応は薄かったけど…。
特別な日や私と遊びに行くときは必ず履いてきてくれるから、とても嬉しかったんだと思う。
私は土に指を差し込み、4つ穴を作り種を入れていく。
そしてしゃがみ込んだままの夏樹に言った。
「リュックありがと。取りに行く手間が省けたよ」
「ん」
私は夏樹の返事を聞いて種に土をかぶせ、ゾウさんジョウロを持った。
そして近くの水道まで行き蛇口をひねる。
さっきまで、ワイワイと玄関先が盛り上がっていたが、いつの間にかそれも静まっている。