許されるなら‥‥もう一度

「凌、落ち着け」
と、父。

「落ち着けるわけないよ。」
と、私。

「あの日、俺は今までの経緯を話し
二度と凌に近づかないで欲しい。
苦しめないで欲しい、と頼んだ。

それから、四ヶ月位してから、
一輝君から、連絡あって
大学を辞めて、ニューヨークにきてること
ニューヨークの大学で
講師の仕事をしていること

凌のそばにいさせて欲しいと。

言われただけだ。
俺は、許可してないぞ。

ただ、輝が、生まれた日に
病院で、一輝君をみたな。

あっ、彼は暇さえあれば、
あの公園で過ごしてるみたいだぞ。
ずっと‥‥‥‥」と。

白々しい·····
病院で、みたな。
じゃなくて、知らせたんじゃない。

と、思ったけど·····

ずっと·····私を見守って·····いたの?


「でも‥‥輝には、びっくりしたな?
父親が、わかったのかな?
写真とか、みせてないんだろ?

後は、凌が決めろ。
嫌なら、一生、近づかないように
俺から言ってやる。
念書書かせてな」と、父。

だけど·····
本当に、輝にはびっくりした。

やはり、父親が必要なのかな?

でも······また、裏切られたら·····

·······どうしたら······いいの·····?
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