ヒスイ巫女4

「ヒスイお姉ちゃん」
ここではヒスイお姉ちゃんと呼ばれることになった。
洗濯物を干していた私をよんだのは杏里ちゃん恥ずかしそうにしたを向きながら話し始めた。
「えっとね、晃お兄ちゃんはいつも優しくて感謝してるの」
顔を赤らめながら話しているきっと恥ずかしいのだろう。
「だからね…何かプレゼントを送りたいんだ！」
力強く言った後にまた下を向いてしまった。
「うーん、そっか…どんなのにする？」
「それが決まらなくてお金もなくて…」
ズーンと落ち込んだようにその場に座った。
ヒスイは何かいい案が思いついたらしく杏里に子供たち全員を連れてくるように言った。
「晃」
ヒスイが掃除をしていた晃に話しかけた。
呼び捨てなのは晃が呼び捨てでよんで欲しいと言ったからだ。
「なんだ？洗濯物干し終わったのか？」
「うん、終わったよ。それでねちょっと子供たちと公園行ってくるね」
「あ、ああ分かった夕飯までには帰ってくるようにな」
ヒスイは晃の返事を聞くなり走り出していった。
「兄妹が一人増えたみたいだな」
ヒスイを見ながらそうつぶやいた。