【完】幼なじみのあいつ
翔ちゃんは恥ずかしいのか、ちょっとテレ笑い。
そんな翔ちゃんを私は、微笑ましく見ていた。
凄く良かったよ、翔ちゃんっ。
いつの間にか、私の番が来てしまった…。
緊張から、手に汗が凄い事になっている。
うわっ!
みんなが私を見ている…。
が、がんばろうっ!
気合を入れ、グッと息を吸い前を見据えた。
「私は小さい頃、凄く運動が苦手でした。だから中学に入ったら運動部に入って苦手な運動を克服しようとバスケ部に入部しました。最初の頃は運動の苦手な私にとってバスケをするのが苦痛で、いつも辞めたくてたまりませんでした。でも一生懸命練習をしていくうちに、出来なかった事が出来るようになり、バスケをするのが楽しくなってきました」
一呼吸置き、また言葉を続ける。
「バスケが楽しくなってくると今度は周りを見る余裕が出来てきて、みんなとバスケをプレーするの楽しさを覚えました。こんなにバスケが大好きになれたのは、みんなのお陰です。みなさん、今まで本当にありがとうございました。ここにいるみんなが大好きですっ」