【完】幼なじみのあいつ
部屋の中に入って行く2人を見送っていたところで突然、私の額に何かが触れた。
はっと目を見開き見上げると、それは亮ちゃんの手だった。
「…亮ちゃん?」
「……鈴、お前熱があるんじゃないか?」
言われてみれば…、
あぁー、何か身体がだるい感じがする。
寒気もするし、顔が火照ってる感じがするなぁ。
お風呂に入った後、ずっと廊下で泣いていたから湯冷めしちゃったのかも。
「そう?」
「うん、熱い。…ちょっと保健の先生に薬貰ってくるから、鈴は部屋で待っていろ」
私の額から手を離した亮ちゃんは、すぐに目の前にあった部屋のインターホンを押した。
扉から出てきた香織に私の症状を話し、そして私を部屋の中へと押し入れた亮ちゃん。