【完】幼なじみのあいつ


「ほら、早くベットで横になってろ」


そう言って亮ちゃんは、部屋の扉をパタンと閉めた。




ふらつく私の身体を支えてくれる香織に寄りかかりながらベットに向かうと、3つ並んでいる内の一番右側のベットの上で美香が寝そべりながら携帯を打っている。


そんな美香を横目で見ながら、一番左端のベットに連れてこられそのままバタンと身体を横たえた。


身体が妙に重い為か、横になるとだるくて動けない。




「大丈夫?鈴」


「うーん、どうだろ?」



私の横で心配そうに聞いた香織は、私の額に手を当てる。


やっぱり熱があるね…と言い、私から離れていった。




どこに行くんだろう?


そうは思ってもシンドイ身体では首を動かす事さえ億劫で、何も考えずにボーっとする。



少しして、香織がお茶を持って戻ってきてくれた。




「温かいお茶持ってきたんだけど、飲む?」


「うーん、…ちょっと寒いから飲もっかな?」



何とか身体を起こし、お茶を一口飲む。




寒かった身体が温まり、少し身体が楽になった気がした。


これだけではまだ寒気が治まらないけど、それでも飲まないよりは断然良い感じだ。



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