探偵ゲーム
君と僕
悪が嫌いな僕

何故悪が嫌いかと言うと小さい頃
父親が暗殺者に殺された。
慕っていた姉が薬に手を出して取り返しのつかない事になった。
父親は弁護士でかなり有名だったらしい
母親は父の他に男をつくって逃げた。
そして僕と姉は腹違いの子らしい。
だから父親と僕は血が繋がっていない。
僕の本当の父親は誰か知らないけど母親を選ぶ相手だ、まともな人では無いだろう。
今は叔父の所で世話になっている。
叔父夫婦には子供がいないから我が子のように育てられている…という事にしておこう。
本当は血も繋がっていない子供の面倒を見るのは御免だとでも言いたいが無理とも言えないのでしぶしぶ引き取ったと言う感じだ。そこそこ頭も良いので叔父も鼻が高いそうだ。
正直どうでもいい。
その辺で愛想を振りまいていれば大人は喜ぶ。

そう、全てが嘘で出来た家なのだ。

我が子のように可愛がるふりをする叔父夫婦。

心から叔父夫婦を慕い愛想のいいと言う設定の僕。

毎日が退屈だ。
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