ポチ。


少し飲むと僕は「僕」に「ありがとう」と伝えて、足に頭をぶつけた。

もちろん出ることばは「ニャー」だ。











なんだか少し安心した。輪廻や転生と聞いて動揺していたが思っていたよりもスムーズにこっちに帰ってこれた。身体だけが猫だが僕はその他はなんとなく普通に暮らしている。




僕は決めた。なんとかして変わり始めた僕を助けられないか。あの日が来るときに何かしら助けたい。「僕」を生かせてあげたい。

あと30日で僕には何ができるのだろうか。





僕はスッとそのまま眠りについた。


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