海恋
ね、眠い…!
まだ、授業が始まってから10分しか経っていないのに…。
周りを見てみると、寝てる人どころか、眠そうな人すら1人もいない。
皆、真剣に授業の話を聞いている。
前を見ると、面倒くさそうにしてたリコさえも、話をきちんと聞いていて、忙しなくシャーペンを動かしている。
す、すご…!
東京の高校じゃ、考えられない…。
話に耳を傾けていると、今は何やら先生が訳のわからない古文を読んでいた。
全然わからない…。
「じゃあ今読んだ教科書97ページぬ古文ぬ略を… 南風原、うにげぇな」
「うー」
えっ、リコ、わかるの?
不安気にリコを見つめていたが、彼女の言った答えは正解だった。