海恋
寮部屋は、あたしとリコの2人部屋だから、あたしがいないと、リコは1人ぼっちになってしまう。
でもリコは、怯えた表情を消し、笑顔でこう言った。
「わんなら平気さ!
咲良は… ソヌ、高田、さん、と、楽しんで来ると良いさ」
「えっ? う、うん…」
明らかに、リコの口調が変だった。
おもいっきり噛んでいた。
泰代も、まだ気まずそうな表情をし続けている。
リコと泰代の関係って…… どんな過去があったのだろうか?
その時は、疑問しか浮かばなかった。
2人にも、その事が聞けずじまいで、泰代とは明日の予定だけ相談して、今日の学校は終わってしまった。
夜も、リコとは気まずくて、消灯時間が来るなり、お互い寝てしまった。