海恋
「咲良さ、カラーリングする前に寝ちゃうだもんさ、びっくりしたさー!」
泰代がアハハと笑う。
カラーリング…?
「あたし、どうなったの…?」
泰代に聞くと、泰代はニンマリと満足そうに笑った。
「自分でやったのに、驚いたさ…。
咲良は、でーじでーじうじらーさんになり過ぎさぁ…」
ぶつぶつ言いながら、あたしに手鏡を差し出した。
それに映ったあたしを見つめてみると…
……………………。
………………。
……………………………えっ??
………だ、誰?!
「だ、だ、誰これ!」
鏡に映ったあたしは、信じられない程、大変身をしていた。