海恋


焦げ茶だった髪が、明るい赤茶色に染まっている。



まるで、赤毛の○ンになった気分だ。



胸下まで伸びていた髪は、鎖骨辺りで切られ、長かった前髪は、眉毛が隠れる位の辺りで直線的に切られていた。



更に、緩くウェーブが掛かっている。



完全に、あたしじゃなかった。



「どうかね?
ヤバかろ、ヤバかろ!」



「うん…」



本当だよ。



こんなの、あたしじゃないもん。



「ていうか、今何時?」



その話をしたくなくて、何気に気になった時間を聞いて話を反らした。



「えと…… 4時過ぎ。
あいっ、親が帰って来たら、怒られちゃうさ!
咲良、そろそろ帰るば!」



「う、うん…」
















< 116 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop