海恋


「そ、んなの…………絶対、嫌に決まってるさあっ!!」



リコが…………………怒鳴った。



顔を真っ赤にして、涙をポロポロ流しながら、怒鳴ってた……。



「…そっか」



やっぱり、ずっと我慢してたんだね…。



我慢なんて、しなくて良いのに…。



「正直に言ってくれてありがと」



そう言って微笑むと、リコは泣きながら続けた。



「咲良ぬ…っ、長かった、黒、髪が、ずっと………ずっと、羨ましかった、さ…」



「うん」



「綺麗で、艶やかで……っ
でーじ、でーじ、羨ましく、て……」



「うん」



「でも、ね……っ、咲良、変わっちゃったさ……」



「……」

















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